中学受験の諸刃

今まで中学受験のメリットやデメリットを紹介してきましたが、人によってはどちらにもなりうる特徴もあります。

1つは“地元ではない学校に生徒が集まって教育を受ける”ということです。ほとんどの生徒が学校の近隣に住んでいる訳ではなく、中学生から電車による通学をして私立中学に通っていると思います。そのように遠くからでも通うような意識が高い生徒が6年間切磋琢磨することで、より成長することもできますし、中学高校という最も大切な時期に勉強をしっかりと意識した生活を送ることができます。

ただその反面、6年間を地元とは全く疎遠になってしまう事になります。私の塾で働いている先生の中にも中学受験をした経験者も多くいますが、「”休みの日に遊ぶ”となると地元の友達はいないので寂しかった」や「成人式は基本的に地元でやるので、周りが「久しぶり!」と盛り上がっている中、自分だけ疎外感を感じた」などの話も聞きました。
実際、中学受験をするとなると小学生の時も塾ばかりの生活になると思うので、地元の同年代とは疎遠になりがちになってしまうと思います。

勉強面ではとても良い反面、それ以外を犠牲にしなければならない事も塾の講師としては知っておくべきことの一つでしょう。